「五千円からお預かりします」言葉遣いで損をする?
―かかりつけの飲み屋。
さすがに言って気付く間違いだろうが、
行きつけの飲み屋と訂正するかしないかで人の評価は変わる。
【「五千円お預かりします」】
最近、コンビニやスーパーで商品を購入し、お金を支払う際に
「〇〇円からお預かりします」と言われる事が多い。
「から」を付けて使用する人が多いのは、お客さんから預かったお金にはちゃんとお釣りがあるんですよ、という安心感を与えるからかもしれない。
お釣りが発生しない場合は「丁度」でいいので、「から」を使用するのはある意味お客さんの立場に立って考えている気がする
しかし、間違いではないだろうが「から」は必要ない。
おかしな日本語を使っている人がいると、つい教えてあげたい気持ちになるものの、
私も使い方を間違って覚えてしまっている日本語が多すぎて、人に言う資格がないなという理由からスルーしてしまう。
親しい友人同士や家族であれば、間違った日本語を使用しても問題ないのかもしれないが、ビジネスシーンで用いれば確実に一定の割合でバカにされ、低学歴と思われてしまったり、子供扱いされてしまうのではないだろうか。
【陰でバカにされている可能性】
例えばもしあなたが初対面でこのように発言する人がいたらどう感じるだろう?
◆「マジっすか?」
◆「それ違くないですか?」
◆「考えれないです」
幼稚・ガラの悪い・礼儀知らず・・・やはり悪いイメージを与えやすく思う。
正しい日本語を使っている人と比べるとどうだろう?
◆「マジっすか?」→「本当ですか?」
◆「それ違くないですか?」→「それは違うのではないでしょうか?」
◆「考えれないです」→「考えられないです」
正しく日本語を使えてこそ、周りからの信頼や評判を上げやすく、多くのビジネスチャンスに恵まれる機会が増えるのだと私は思う。
せっかくなので、もう少し例に挙げてみる。
◇いつでもご参加できます→いつでもご参加になれます
◇もうけっこうです→ありがとうございます、もう十分いただきました
◇将棋を打たれるそうですね→将棋を指されるそうですね
◇ぜひ行かせてください→ご一緒させてください
◇山田は本日はお休みです→山田は本日、お休みをいただいております
陰でバカにされない為にも、日頃、自分が使っている言葉遣いや口癖などを気にしてみてはいかがだろうか?
そのうち、おもわぬきっかけで人生の転機がおとずれるかもしれない。